『家族ノカタチ』主人公は結婚する気がない男女!
2人の出会いは1枚のガードルから
今回の『家族ノカタチ』の主人公は永里大介(香取信吾)。見た目はいけてるのに、結婚する気がまるでなく、自分の人生は独り身でいいと決めています。
第一話は大介が引っ越し先に荷物を搬入するシーンから始まります。荷物の運搬中に、空から1枚の水色のガードルが降ってきて、上を見上げると、落とした女性と目が合います。
「ガードル落としてますよ~!」声をかけるが女は降りてこず、大介が5階の部屋に届けると、挨拶もなく、ガードルをひったくり、扉を閉ざすヒロインの熊谷葉菜子(上野樹里)。「なんだ、あのガードル女」第一印象最悪の2人。
実は仕事上でも繋がりがあり、飲み友達になり、お互いの心を開いていきます。今後の展開に注目です!
『家族ノカタチ』は今どうなっているの?
主人公の大介から見るソロ男子の充実生活!
現在、男性の20%は生涯独身と言われていますが、この生涯独身率は男女とも上がり続けています。
今回のドラマの主人公の永里大介は39歳独身。文具メーカーに勤め、仕事帰りにはジムに通い、ビアバーで乾杯するのが日々の楽しみです。これからの自分の人生は独りでいいと決めています。
大介は引っ越した部屋を見下ろしながら、自分でビールをグラスについで、乾杯します。
「俺、よく頑張った・・・!」
数千万で購入した広い分譲マンションの一室で、瓶のクラフトビールで悦に入る、東京のソロ男子。
私の周りを見ても、定職があって、お金の心配がない独身男性がごろごろいます。
- 自分の人生のお金の面での見通しが立っていて、退職したら貯金や年金で十分暮らせる。
- 年を重ねると離婚した友人知人も多いから、結婚に対する夢がない。
- 彼女はいてもいいけど、奥さんや子供はいらない。死ぬ時も一人でいい。
- 周りからのおせっかいも聞き流し、もう言われなくなっている。
美意識も暮らしのリズムも俺仕様の快適な生活を作り、周りの干渉も無くなっている大介を見て、自分の彼や兄、息子と重ね合わせてしまう人は多いはず。
このドラマはこの生活に実父の陽三(西田敏行)と再婚相手の連れ子永里浩太(髙田彪我)が突然加わり、大介の生活に他人が入り込んできて価値観が揺らいでいくところが面白くなりそうです。
ヒロインの葉菜子から見るこじらせ女子の実態!
冒頭でガードルを落とし、大介の上の階に住んでいることが知れる、ヒロインの熊谷葉菜子(上野樹里)は商社OLで32歳独身です。彼女は1度離婚を経験しており、もう二度と結婚しないと決めています。
バリバリ仕事もでき、大事なプロジェクトを任されていますが、人の欠点が気になり、それを直接伝えないと気が済まないため、「クレーマーハナコ」と陰で言われています。
そんな葉菜子のもとに、旦那が定年して軽井沢に引っ越した実母の熊谷律子(風吹ジュン)が、田舎暮らしの退屈さに耐えかね、家出して転がり込みます。
葉菜子の離婚後の独り暮らしが、久々にやってきた母親がきて一気に華やかになります。
「別々に暮らしてみたいだけよ。」「元気なうちに何かみんながびっくりすることしちゃってもいいかな」「まだまだ60だもん」下の階の大介の父とも仲良くなり、自分の交友関係を作っていく母のオープンさに、閉じていた葉菜子の心も開き始めます。
「もう結婚しないから」と、ひとりで生きていくことを葉菜子が口に出すようになる原因が元夫にあるようですが…?
次の第2 話から葉菜子の元夫の高瀬和弥(田中圭)が出てきて、葉菜子のこじらせ理由が明らかになってきます。
他にも商社の同期で女子力の高い32才独身OLで、葉菜子の理解者の山根さとり(柳原可奈子)、新入社員の田中莉奈(水原希子)、ヨガトレーナーの梢あや(中村アン)、息子を置いて失踪した大介の父の再婚相手、永里恵(水野美紀)など、魅力的な独身女性がたくさん登場します。
きっと共感できる女性と自分を重ねて、楽しめると思いますよ!
新しい家族をつくろう!
2030年には家族は無くなるとも言われています。
大介と同じアラフォー世代は無理をしてまで結婚しなくてもいい、と考える男性が76.7%に上るそうです。
ドラマの中では19世紀のイギリスの小説家ジョージ・メレディスの名言「四十歳を過ぎると、男は自分の習慣と結婚してしまう。」を引用し、さらに「それは孤独という習慣だったとしても、手放すのは難しい」と述べます。
大介は自分が結婚しない理由をこう述べます。
「俺もう結婚とかいいから。俺には俺がいる。俺の世話は俺がする。俺の趣味は俺と楽しむ。俺の家族は俺一人で十分。一人でいいのでなく一人が、いいの!」
若いうちは結婚したいという気持ちもありますが、歳を重ねると社会的なプレッシャーとさみしさが減り、未婚でも人生が楽しめる、ということに気づいてしまいます。
大介はこういいます。「年金貰ってやりたい放題している年上の方々より、老後の資金だってためてるし、年金、保険きっちりしています。仕事だって忙しいし、堅実に生きているから、この秩序ある生活に口出ししないでほしい。」
年齢を重ねると、自分の生活スタイルが見えてくるし、自分の時間も欲しくなる。お金の流れも見えるので、自分で決めて満足して生きられる範囲が見えてくる。
単身、既婚で子供がいない家族も多く、介護や葬儀など今まで家族で行っていたことが、サービスとして提供されるようになり、都会で仕事をしていると田舎に帰る必要もなくなってきました。
家族、身内という、離れられない関係から自由になった時、どのような人とどうやって生きていったらいいのでしょうか。
恋愛と結婚とは別?
このドラマでもう一人カギを握る女性は大介の元カノの大野美佳(観月ありさ)。
恋愛と結婚とは別と考えており、大介が結婚に向いていないため、別れて別の男性と結婚し、2人の子供をもち、マイホームのローンのためにアルバイトをして生活しています。
「結婚ってさぁ、同じ空間で一緒に暮らすってことじゃない?」「わずらわしいのも楽しいんだ」
元カノの所帯じみた話を聞いた大介は、理解できないと思い、その場ではあまり触れず別れます。
帰宅した際に父親と喧嘩し、「俺は向いてないんだ、人と暮らすのに」とストレスを爆発し、マンションを飛び出しますが、葉菜子や浩太と話し、ルールを決めて一緒に暮らすことにします。
まとめ
『家族ノカタチ』でトレンドをつかもう!
このドラマの大介、葉菜子、それぞれの登場人物の生き方は、婚活女子の1年のスタートを勇気づけてくれます。
「家族っていいな」「実家に電話してみようかな」
「来週、婚活イベント参加してみようかな」
人とのつながりが欲しくなる、良いドラマです。日曜日の夜に、『家族ノカタチ』を見て、フレッシュな1週間を始めましょう!
『家族ノカタチ』第1話再放送が決定
☆1月24日(日)午後2時〜
第2話の放送日に第1話が再放送されます!夜9時からの第2話に備えて、ぜひ録画しましょう!
日曜日夜9時からの時間を見逃しても、下記のサイトから見ることが出来ます。放映後から1週間は無料で視聴できるので是非お楽しみください。