独身証明書とは?なぜ必要なのか
本籍地の役場で発行してもらう手順を解説
聞きなれない人もいるかもしれませんが、『独身証明書』とはその名の通りその人が独身であることを証明するものです。
婚活の場には、遊び目的の既婚者や怪しいビジネス目的の人物も紛れ込んでいるかもしれません。
まともに婚活している人には迷惑な話ですよね
でも、誰もが『独身証明書』を提出しながらがら婚活をすれば、お互いに安心しながら婚活できます。
真摯に結婚を考えている人が集まる場所……たとえば結婚相談所への入会などで必要な書類です。婚活サイトで任意に提出することもできます。
「独身証明書を発行してもらうのが恥ずかしい」という人もいるようですので、郵送等での発行方法についても紹介しましょう。
独身証明書を取得する方法
独身証明書の提示はなぜ必要なのか
婚活は「出会い系」ではありませんから、結婚を望んでいる独身の男女だけが行わなければならないもの。既婚者がいると婚活の前提が崩れてしまいます。
だから、結婚相談所などフォーマルな婚活では「私は独身です」と証明書を提出して、既婚者ではないことを証明しないといけません。
もしも結婚相談所に既婚者が紛れていたら、信用問題になってしまうからです
しかし、免許証やパスポートでは独身かどうかが分かりません。だから、『独身証明書』というものが存在しています。
かつては戸籍謄本を提出していた
独身証明書ができる前は、「戸籍謄本」の写しを結婚相談所などに提出していたようです。でも、戸籍には知られたくない情報も書かれています。
たとえば、実子ではない、親に離婚歴がある、あるいは「門地」の問題など……。
結婚すれば相手に打ち明けなければならないことですが、結婚相手とは関係ない人(婚活関連業者)に知らせる情報ではありません。
婚活では「たしかに独身である」と証明できれば良いのです。だから、独身証明書という様式が新しく生まれた経緯があります。
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独身証明書を発行してもらう手順と用意するもの
独身証明書は「戸籍」に結婚していないと書いてあることを証明するためのものです。
したがって、自治体の役所(区役所、市役所、町村役場)や出先機関(○○出張所)に行って請求、取得するのですが以下の点に注意してください。
- × 現住所(住民票がある場所)
- × 実家の住所
- 〇 本籍地
本籍が実家の住所の人も多いですが、違う人も結構います。ご両親に聞く、もしくは現住所の住民票にも記載があるので確認すると良いでしょう。
※かつては運転免許証の住所の下に本籍の記載がありましたが、ナイーブな情報なので現在は削除されています。
独身証明書の請求手順
独身証明書は「本籍地がある自治体の窓口」に行って請求します。
請求方法は、住民票や戸籍謄本と同じく、本人確認書類(免許証、パスポート、個人番号カード)などを添えて申込書に記入します。独身証明書は窓口に行かないと入手できません。
独身証明書の申込書には「本籍」を書く必要があるので、あらかじめメモしておきましょう
あとは、住民票の取得のケースと同様に、必要事項を書いて捺印すればすぐに発行されます。
独身証明書を郵送で請求する手順と用意するもの
独身証明書は郵送で請求することもできます。
本籍の自治体HPを見てください。そこに、独身証明書だけではなく各種証明書の郵送請求のページがあると思います。
必要事項を記入して「独身証明書」欄に必要枚数を書きます。
- 申込書(自治体ごとに異なります)
- 独身証明申請書(下の章で詳しく解説します)
- 申請料(300円前後。自治体によって若干違う。郵便為替、ないし定額小為替というものを郵便局で購入する)
- 返信用封筒(切手も貼る)
- 本人確認書類(免許証、パスポート、マイナンバーカードなどのコピー)
これらを同封して、本籍地の自治体の窓口に郵送すればOKです。繰り返しますが、実家の住所ではなく本籍地です。
ややめんどうくさいのが郵便局で買う定額小為替。窓口の人に伝えると、発行してくれるでしょう。手数料として100円とられます。
ご結婚が決まった際にも、本籍がある役場から戸籍謄本を送ってもらいますので、独身のうちに覚えておきたいですね。
私であれば「松本市役所 市民課」に郵送します。1週間以内に独身証明書が送られてくるはずです。
独身証明書をオンラインで申請できる相談所もある
結婚相談所の中には独身証明書の取得サポートを行っているところもあります。
オンラインで申込フォームを入力するだけで申請できるとすごく便利ですよ。あとは自宅に届くのを待つだけ。
2019年に誕生したペアーズエンゲージも独身証明書必須のオンライン結婚相談所です。入会金9800円が今なら無料。月会費9,800円で最大月30名紹介してくれます。
必要な書類が独身証明書と身分証明書だけという手軽さも魅力的です。
独身証明書申請書を添えて役所に送る
郵送で独身証明書を申請するために「独身証明書申請書」という書類があることは説明しましたね。各自治体HPなどからダウンロードできます。
独身証明書申請書の書き方
住民票などの場合と書くことは変わらないのですが、以下の2点を注意してください。
- 本籍地を書く(繰り返しますが実家の住所でない可能性もあります)
- 戸籍筆頭者名を書く(たいてい、両親や祖父母ですが家によって異なります)
ご家族に聞くか、住民票での確認が必要です
上記①②をしっかり書ければOKです。この2つは婚活の先にある結婚時にも必要な情報なので(婚姻届けに書く)この際控えておきましょう。
多くの結婚相談所は大卒の場合は卒業証明書や源泉徴収票の提出も必要です。エン婚活エージェントは必要書類取得のサポートも行っています。こちらもオンラインの結婚相談所で店舗がなく登録料9,800円で登録できます。
独身証明書がいらないおすすめ婚活サイト
婚活サイトの中にも、独身証明書を任意で提出できるところがあります。
「独身です」と公的機関が戸籍を見て証明したものですから、遊び目的ではなく真摯に婚活をしています、という本気度は確実に伝わるでしょう。
しかし、「恥ずかしい」とか「めんどくさい」と感じる人もいるでしょう。そのような人には、独身証明書がなくても活動できて、かつ真面目な会員が多い婚活サイトがおすすめです。
マッチ・ドットコム
アメリカ生まれの世界最大のマッチングサイトです。運営がしっかりしていて、アメリカでは結婚した人の数割がここで出会ったとも言われています。
独身証明書:任意
ゼクシィ縁結び
リクルートが運営する婚活サイトです。リクルートと親和性がある層=キャリア志向でハイスペック、高学歴ですから、真面目でしっかりした人が多いと言われています。
独身証明書:任意
既婚者じゃない証明。出している方はそれだけ本気
恥ずかしいなら郵送でも送ってもらおう
独身証明書が必須ではない婚活サイトもありますが、提出すればやはり「本気度」が高い人だ伝わります。
この程度の手間とお金で、自分の結婚への意気込みをアピールできるならやるべきだと思います。