結婚相談所に入会する前は複数社比較検討しましょう
料金は初期費用とランニングコスト、成婚料の3つに分けられます

マッチングアプリ、婚活パーティーといった婚活パーティーと比較したら結婚相談所は最も高額です。かといって、必ず結婚できるわけでもなく、年収や学歴、独身証明書といった証明書を提出するため気軽に登録もできません。
この記事は結婚相談所を検討中の方向けに、料金の相場と高い結婚相談所、安い結婚相談所の何が違うのかと節約するコツを解説します。
まず、結婚相談所は成婚退会するまでトータル費用は30~60万円ほどかかることが多いようです。
費用は入会の時点で払う初期費用と、在籍期間中に発生するランニングコスト、成婚が決まった場合の成婚料の3つに分けられます。
料金は1年利用した場合で比較検討しましょう

入会を検討している方はだいたい1年後には結婚しているだろうと思いがち。もちろん、そういう方もいますが1年後に結婚しているのはかなり順調な部類です。
すぐ結婚ぐらいするだろうと思っている方々は初期費用ばかり注目してしまいがちです。初期費用10万円+月会費1万円の結婚相談所と初期費用0円+月会費2万円の結婚相談所で後者の方が安いと思う方が多いようですが、1年利用すると月会費2万円の結婚相談所の方が出費が高くなります。
結婚相談所に在籍して真剣に交際する相手に出会うタイミングは人それぞれです。登録後半年から1年たったぐらいが多いかもしれません。いろんな相手に会って同時並行でデートできますが、そこから相手を1人に絞って真剣交際に進んでからも1~3か月ほどは結婚相談所に在籍しています。
実際にどれぐらい活動するのかは初めて見ないと分かりませんが、1年間活動する前提で予算は比較検討してみましょう。
結婚相談所の料金・初期費用の相場

結婚相談所の初期費用は登録料、入会金、活動サポート料などが含まれます。
登録料とは
結婚相談所毎に名称や定義は変わるのですが、登録料は書類を揃えて確認してから登録するための事務手数料のような定義のことが多いようです。
入会金・活動サポート費とは
会員と面談してプロフィールを作ったりする費用を「入会金」と呼ぶところもあれば「活動サポート料」と呼ぶところもあります。どちらかという手厚いサポートをウリにしている個人経営の小さい結婚相談所が「活動サポート費」というのがある傾向があります。
複数の結婚相談所連盟に加盟している結婚相談所だと、利用連盟が増えるほど活動サポート費が増える場合もあるようです。
そのほかに、結婚相談所に2年以上在籍すると、2年目に再登録料、延長料が発生するというところもあります。結婚相談所に在籍中の会員の年収が変化することもあり、各種書類を再提出をお願いするところもありその時に事務手数料のようです。
まれに結婚相談所を退会後にお相手と別れてしまって再入会する方もおります。同じ結婚相談所に再登録する場合はこの初期費用が割引になることが多いようです。
結婚相談所の料金・ランニングコストの相場

結婚相談所のランニングコストは月会費とお見合い料です。
大手の結婚相談所や首都圏、大阪、名古屋の結婚相談所であればお見合い料がなく月会費が1万円~15000円程度が相場です。
お見合い料を気にして積極的に合わなくなるのであれば、お見合い料がない結婚相談所がおすすめです。しかし、月会費が固定の定額制はお見合い0件の人も月10人合う人も同じ料金というある意味不公平な料金体系です。
一部の結婚相談所の中には月会費が数千円程度と休めで、お見合い都度にお見合い料が発生する料金体系の結婚相談所もあります。お見合い料が発生する結婚相談所は次のようなところです。
- 地方にある結婚相談所で、都会ほどお見合い数がないため。
- 40代後半以上の会員が多い結婚相談所でそんなに積極的にお見合いが発生しない場合
- 仲人がお見合いに同席するとか引き合わせというお見合いの付加価値がある場合
- 昔の料金プランのままの古い結婚相談所
現在、全国的にもお見合い料がある結婚相談所の方が少数派です。結婚相談所の説明を聞きに行き、お見合い料があるようでしたら「なぜお見合い料があるのですか?」と質問してみてはいかがでしょうか。もし、納得できる説明がないのであれば、古いスタイルを続けているだけかもしれません。
結婚相談所の料金・成婚料の相場

成婚料はない結婚相談所も多いです。仲人型結婚相談所は互いの入籍の意志まで確認することの証明のために成婚料を設けていることもあり、成婚料はだいたい20~30万円ぐらいが相場です。
中には5~10万円ぐらいの成婚料の結婚相談所もあります。
結婚相談所で付き合いたいなと思う相手に出会ってからもスムーズに卒業できるわけではありません。
結婚相談所の交際は3段階あります。
- お見合い(初対面のこと。相手の連絡先は知らない)
- 仮交際(2回目デートにお互い進んでもいいかなと思った状態。同時並行で複数人とデートできる)
- 真剣交際(相手を1人に絞って新規お見合いができない状態)
仮交際期間も真剣交際期間もだいたい最長3か月程度と決められているところが多いです。
結婚相談所で出会って3か月もデートを繰り返していると相談所から「お二人は今後どうするの?」とせっつかれます。そのタイミングで「じゃあ、真剣交際に進もうか」となることもあるのですが、これだとルールにのっとっているだけで相手の気持ちは分からないです。
女性ならば、相手の男性からプロポーズして欲しいとか思うのではないでしょうか。交際後に結婚相談所間でやり取りして、男性側にプロポーズを促すといったサポートをしているところもありますし、成婚料がない結婚相談所ならばそこまではサービス対象外という場合もあります。
自分で相手に確認できるとか、そこに介入して欲しくない場合は成婚料がない結婚相談所を選んでも問題がないと思います。
なお、真剣交際に進んだけれども、関係解消してまたイチから相手探しを始める場合も多々あります。
ただし、成婚料があるからと安心できるものでもなく、成婚料を払って退会後に分かれるカップルも3割前後いるともいわれております。人と人なので絶対はないのです。
現在はほとんどないのですが、「女性の成婚料は男性会員が負担する」という料金プランの結婚相談所もあります。こういう結婚相談所は成婚退会時に揉めることも多いため、おすすめしません。昔はこうした料金の結婚相談所も少なくはなかったようです。
結婚相談所の料金以外の出費

結婚相談所の料金以外の出費としては、婚活写真が挙げられます。プロのメイクアップアーティストとプロのカメラマンにお願いして撮影してもらうと、2~3万円ほどです。
中には結婚相談所のオフィスで安く撮影してくれるような結婚相談所もありますが、ここは絶対にケチらないほうが良いです。
東京や名古屋でおすすめの婚活写真のスタジオはアイルーチェです。服のレンタルもあるので、服を借りて撮影も可能です。
- アイルーチェのホームページ:https://iluce.jp/
地方在住の方は、地元で探すより撮影のために東京や名古屋に出て行って撮影してもよいぐらいです。男性も女性も写真で申し込み数は倍以上差が出ることもあります。残念な写真でだらだら婚活する方がもったいないので、ここはお金をケチらないでください。
結婚相談所費用節約のコツは3つ
1.20代のうちに結婚相談所を利用する

マッチングアプリ普及の影響で、今の20代はサービスを利用して出会うことに抵抗観があまりません。
ゼクシィ縁結びやオンライン結婚相談所など安い結婚相談所も登場しましたし、結婚相談所の中には20代は割引価格を用意しているところもあります。
女性のみならず男性も20代で入会すると活動期間も短く婚活を卒業しやすいです。とはいえ、今より若くなることができるわけではないので30歳以上の方に使えるテクニックではありません。
ただし、30歳以上の方も覚えておいていただきたいのが、20代で結婚相談所を利用する人はどんどん増えているという点です。結婚相談所は最後の砦ではなく、自分より若い人と比較検討されてしまう出会いの場なのです。
2.短期間で終わらせる

早く婚活を卒業すればそれだけランニングコストが減るので、費用は抑えることができます。
高望みしすぎて、人気がある人にばかり申し込むとか、申し込みがあったのにピンとこないからどんどん断れば時間がかかりやすいです。
結婚相談所に登録した初月、翌月はたくさん申し込みが来てお見合いで予定がいっぱいになることもありますので、仕事の繁忙期を避けて登録するとか有給を取得してたくさんのお見合いをこなせる体制を整えておくといったこともできます。
3.髪型、スキンケア、服装、メイクなどの外見向上に投資する

高い結婚相談所だから結婚できるわけではありません。サポートがあまりない安い結婚相談所でも結婚する方もいます。
一概に人気があれば結婚できるというわけではありませんが、人気があれば選択肢は広がります。この人気の差は結婚相談所の料金ではなく会員の魅力に比例します。
年収、年齢といったことは変えれませんが外見面は努力でレベルアップが可能です。結婚相談所であっても外見の指摘はしにくいのです。
女性のがお見合いでお断りされる理由1位は写真と別人だったという理由です。せっかくプロにメイクをしてもらって写真撮影しているのに自分でヘアアレンジやメイク再現できないのならダメなのです。女性ならば婚活開始のタイミングでメイクは習った方が良いでしょう。
女性はおしゃれに気合を入れる人が大勢います。自分がCAや丸の内OLと比較されても大丈夫なのか、年相応なのか客観的に見直した方が良いでしょう。
一方男性は婚活のタイミングで外見を見直す人は女性ほど多くないので、だからこそ男性が髪型や服装をプロに相談して改善すると効果を感じやすいです。
高いからいい結婚相談所ではない

結婚相談所は会員数と料金ぐらいでしか比較検討しにくいものです。
それゆえに「高いからいい結婚相談所なのかな」と思って入会するけれど、まったくサポートがないということも多々あります。
プロフィール作成の上手下手もあまり料金には反映されませんし、外からも見分けがつきません。(あえて言えばTwitterやブログで文章が上手かどうかぐらいでしょうか)
口コミでお客さんが来るような飲食店とは異なり、結婚相談所は集客コストが高いといわれております。
複数の結婚相談所に話を聞きに行って判断してください。あまりにうまい話ばかりのところはやめた方がいいでしょう。結婚相談所の方の身なり、話し方、説明のわかりやすさを見て確認して決めましょう。
サポートってなに?人気がない会員へのサポートは評価されにくい

女性の場合、お見合いでのお断り1位は写真と別人とはお伝えしました。しかし、結婚相談所もそのまま「写真だけ美人で本物がもっさりしているからですよ」なんてストレートに伝えません。
「もう少し華やかにしてもよいかもしれませんよね」と遠回しにアドバイスをされることも多いでしょう。それを『私の外見が華やかじゃないって言いたいってことか。メイク習おう』と自分の肥やしにできるように解釈できない方も多いのです。
ある結婚相談所の仲人から、奇跡の一枚の写真を使っているためお見合いは成立しても仮交際が0人という男性会員の愚痴を聞いたことがあります。「写真を撮りなおしませんか?」と提案しても、「この写真は気に入っているからいい」と言われて受け入れてくれないとか。
しかも、お見合いは成立するため自分より大幅に若くかわいい女性にばかり申し込むのだそう。そういう女性はライバルも多いので、合ったら別人の彼と2回会ってみようと思う方は皆無なのだそうです。
別の結婚相談所はなかなかお見合いが成立しない会員の相手を必死に探していました。近隣の結婚相談所にプロフィールを見せて会員に合ってみないか打診して欲しいと相談しますが、プロフィールを見た異性もなかなか興味を示さないのだそうです。
サポートをしてもらっていてもそのサポート内容が会員が「すごくサポートしてもらっている」と感じられるかどうかはまた別なのだそうです。
だからこそ、外見面のブラッシュアップは自分でやって欲しいなと思います。
結婚相談所の料金まとめ
1年利用で10万円弱から60万円ほどが相場
結婚相談所を1年間りようして安いところだと10万円未満というところもあります。30~60万円あたりが相場ではないでしょうか。
都道府県が運営する自治体の結婚相談所などは2年間1万円など激安のところもあります。
民間の結婚相談所で最もリーズナブルなのはオンライン結婚相談所のnaco-doで1年で約8万円です。1か月のお試しプランもあります。
もし、もう少しサポートが欲しい方はエン・ジャパングループが運営するオンライン結婚相談所エン婚活エージェントがおすすめです。