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結婚の年の差は縮まっている?統計からみる年の差結婚とは

結婚の年の差は縮まっている?統計からみる年の差結婚とは

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婚活コラム

年の差婚は昔から注目の結婚形態であり、今日でもその動向は多くの関心を集めています。

年齢差があるカップルが結婚するケースは頻繁に見受けられ、そのメリットやデメリットについては個々の価値観によってさまざまな意見があります。

年の差があるパートナー同士の結婚は、特定の基準によって定義されるわけではなく、恋愛や結婚において年齢はただの数字以上のものとは考えられていません。

多くの人々が年の差結婚についての情報を求め、その実態や社会的な受け入れ度に興味を示しています。

この記事では、実際に年の差結婚を選択しているカップルの割合、さらにはそのような結婚がもたらす利点や考慮すべき点を詳細に解説します。

厚生労働省の調査による結婚年齢の推移

厚生労働省(過去は厚生省)による「人口動態統計」によって平均初婚年齢が示されています。以下で具体的に見ていきましょう。

男  女 年齢差
1910年 27.0  23.0 4.0
1930年 27.3  23.2 4.1
1940年 29.0  24.6 4.4
1955年 26.6  23.8 2.8
1975年 27.0  24.7 2.3
1985年 28.2  25.5 2.7
1995年 28.5  26.3 2.2
2004年 29.6  27.8 1.8
2011年 30.9  29.3 1.8

この推移からわかることは以下の事実です。
・男性の結婚年齢はそこまで上昇していない
・女性の結婚年齢が大きく上昇している
・結果として男女間の結婚年齢の差が縮まっている

ということですね。

1940年に結婚年齢が一時的に上昇しているのは、いうまでもなく戦争の影響です。

若い男性が戦場へ駆り出されてしまったので結婚する機会がなく、相手の女性も結婚できなかったということです。

それを除けば流れは一貫しています。

昔の古い習慣が徐々になくなってきて、女性が社会進出することで無理やり結婚させられる、結婚へのプレッシャーがかかるということがなくなってきた結果です。

また、男性も「嫁を貰って一人前」という周囲からの圧力もなくなってきました。男女とも自由に恋愛ができる環境になってきたことの表れですね。

ではこうした流れをもう少し深堀りしてみましょう。

男女の結婚年齢の差が縮まった背景とは?

「女性は家で」の価値観の減少

育児、子供、家事

「女は家庭を守るもの」という古い価値観がなくなってきたことが一番大きいと思います。

社会に出て働くことで、結婚し夫に依存しなければ生きていけないという現状がなくなりました。

働きたい人、自分で活躍したい人は30歳を過ぎても好きなことができるようになりました。

特に家庭科を男女ともに習った世代からはこうした価値観が大きく減少していることが、アンケートなどでもわかっています。

平均交際期間の長期化

A happy couple and a happy photographer
A happy couple and a happy photographer / BurgTender

結婚する前に恋人としてお付き合いする期間が、現在では4年を超えています。

すぐに結婚しなくても周囲も許容しますし、本人たちも楽しいのでそれでいいのですね。

「結婚を前提としない成人のお付き合い」も社会的に問題にならなくなってきていると言えます。

また、交際期間が長いということはもし途中で別れてしまうと、また別の人を探して1からやり直すことになります。

当然、さらに結婚年齢は遅れてしまいますね。

お見合い結婚の減少①

Couple - Day 111/365
Couple – Day 111/365 / nadineheidrich

かつては7割あった「お見合い結婚」ですが、現在では約5%ほどだと言われています。

お見合いの場合、特に女性は必ずしも職を持っている必要はなく若ければ若いほど価値があると言われていました。

したがって10代後半や20歳前後でお見合いをして、一度も就職することなく結婚する女性たちが一定割合いたため、そうした人が平均結婚年齢を下げていたとも考えられます。

お見合いの減少によってそうした要因はなくなったのですから、結婚年齢が上がっていきます。

お見合い結婚の減少②

couple at nargile lounge
couple at nargile lounge / j.o.h.n. walker

もう1つお見合い結婚で意味があったのは、なかなか異性と接することが苦手な「奥手」な男女であっても、周囲が強引にくっつけて結婚させていたという事実です。

本人たちが動かなくても周囲が外堀を埋めてくれるので結婚しやすかったのですね。

お見合い結婚をお世話する人が減っているので、お見合いの機会も少なくなっています。

自由恋愛は対人スキルがある人にとっては良いのですが、そうではない人によっては以前よりも結婚までのハードルが高くなっています。

モテない人はとことんモテなくて、頑張っても結婚できず、平均結婚年齢を上げている要因になります。

女性の経済的自立

Woman aircraft worker, Vega Aircraft Corporation, Burbank, Calif. Shown checking electrical assemblies (LOC)
Woman aircraft worker, Vega Aircraft Corporation, Burbank, Calif. Shown checking electrical assemblies (LOC) / The Library of Congress

1986年に施行された「男女雇用機会均等法」によって、「女性は総合職になれない」ようなことはなくなりました。

実際の運用ではまだまだ差別があるようですが、能力さえあれば男女関係なく同じ仕事、同じ収入を得られるようになりました。

「結婚までの腰掛け」で就職してすぐに結婚するよりも、働いていたほうがお金を得られて好きなことができるようになったためあえてすぐに結婚しなくてもいいじゃないか、とう認識ができました。

経済格差

Standing out in the city
Standing out in the city / Street matt

派遣社員、非正規雇用などの問題は女性だけのものではなく男性も直面しています。

要は結婚できるだけの収入を若くして得にくくなっているのです。

ある調査によると、男性の年収と結婚している人の割内には相関関係があり、同じ年齢で考えた場合、年収が高い人ほど結婚しています。

つまり、男性が考える「結婚可能な収入」に到達できる人の年齢が高くなっていると考えることもできます。

また、経済格差は「婚活」へ投資できるかどうかの格差にもなります。

結婚相談所やお見合いパーティでは特に男性は「正社員」「一定以上の年収」が要件にあるところもあり、婚活したくてもできない→結婚相手が見つからない層がいることも無視できません。

これが平均結婚年齢を押し上げているとみることもできます。

思いつくのはこのような理由ですが、あえてすぐに結婚しなくても・・・、という意識の共有と、「女だから早く結婚」みたいな価値観がなくなり、男女同権になってきたので、結婚年齢も似たような数字になってきたと考えて良いと思います。

年の差結婚のメリット

つづいては、年の差結婚によって得られるメリットに目を向けましょう。

ケンカがすくない

10歳以上の年齢差を持つ夫婦は、同年代の夫婦や年の近いカップルに比べて争いごとが起こりにくいと言われています。

考え方が異なるのは自然なことと受け入れられることが前提にあるため、お互いの違いを尊重しやすいです。

特に年上のパートナーは、経験に裏打ちされた余裕をもって相手と接することができるのが大きな理由です。

年齢差から生まれる刺激を得やすい

年の差婚では、10歳以上の年齢差があることで、二人の育った環境に大きな違いが生まれます。

この違いは、遊びにせよ仕事にせよ、お互いに知らなかった知識や価値観を学ぶ大きな機会を提供します。

常に新鮮な発見があるため、互いの価値観が合致していれば、一緒にいる時間が刺激に満ち、楽しいものになるでしょう。

年の差結婚のデメリット

続いては年の差結婚のデメリットを掘り下げます。

価値観の相違に注意

年の差婚において、異世代間の価値観の違いが新鮮な刺激となる場合もありますが、その溝が深すぎるとメリットが一転してデメリットに変わることもあります。

結婚生活やパートナーとしての理想像に関する不可侵の領域は、関係を深める前にしっかりと確認し合うことが肝要です。

友人関係が難しくなりがち

年の差夫婦では、二人の関係は円滑でも、お互いの友人との関わりに課題が生じることがあります。

例えば、結婚相談所では50代の男性が20代30代の女性との結婚を望む場合、パートナーの友人や自分の友人との交流に対応できるかどうかを考慮するアドバイスがされることがあります。

友人との付き合いに関する事前の検討は、二人だけでなく周囲との関係性にも影響を及ぼすため、結婚に向けた婚活では子どもを望むだけでなく、結婚生活全般にわたる計画を練ることが重要です。

幸せな年の差結婚のためのポイント

幸せな年の差結婚をする上では、押さえるべきポイントがあります。

以下の解説で確認してください。

将来設計の話し合い

年齢差がある夫婦には、妊活や介護などの将来に関わるテーマについての話し合いが不可欠です。

子どもを望むか、そのタイミングはいつか、親の介護問題にどう対応するかなど、年の差が大きいほど直面する課題に違いが出てきますので、早期に話し合うことが望ましいでしょう。

予定と現実にずれが生じることはありますが、お互いの価値観を知っておくことで、安心感を持ち、意見の不一致を予防することができます。

経済計画の共有

経済的な面では、例えば30歳の女性が15歳年上の男性と結婚し、2年後に子どもが誕生した場合、子どもが成人する頃には男性は退職を迎え、教育費と老後の資金が重なる可能性があります。

不安を抱えたままにせず、ファイナンシャルプランナーへの相談や教育ローンの計画など、人生のマネープランを二人で作成することが重要です。

コミュニケーションの密度を上げる

結婚生活では、特に年齢差がある場合には、「言わなければ分かる」という前提を捨て、さらに密なコミュニケーションを心掛ける必要があります。

不満をため込まずに話し合い、要望がある場合も「こうしてほしい」といった柔らかな伝え方で、相手を尊重する姿勢が大切です。

結婚年齢の差は意識しなくてもよいのでは?

結婚するパターンには大きく2つあると言われています。

1つは高校や大学時代の恋人とそのまま結婚するパターンです、これは同級生だったり先輩後輩だったりするので年齢差はあまりありません。

もう1つが社会人になって出会い結婚するパターンです。

この場合、男女の年齢差が付きやすく具体的には男性のほうが高くなりがちです。

お見合い結婚もこのパターンになります。

以前はお見合いでなくても「職場の上司や取引先の紹介」などもあり、こちらも年上の男性を紹介するというケースが多かったようです。

でも今は合コンや街コンなど同世代の男女が交流できる出会いイベントが増えているので、年齢条件的には同じような人たちと交流できる機会が増えています。

結婚年齢の男女差がなくなってきているのもそういう背景もありそうです。

別に女性のほうが年上であっても何の問題もありません。

それについて色々言う人は今、ほとんどいないでしょう。あまり年齢の「男女差」は意識しなくてもいいと思います。

それよりも将来設計で「何歳くらいで子供が欲しい」などを考えたほうがいいですね。

妊娠、出産は高齢になると不利になるのは確かなものとしてあります。

ですので、相手の異性との年齢差よりも、結婚する年齢をどうするかにフォーカスを当てて、婚活を行っていきましょう。

晩婚化の流れについては色々と意見がありますが、相手との年齢差は今の時代はあまり注目しなくてもいい要素だと考えます。

お互いに好きになって結婚したければそれでいいじゃないですか!

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【この記事を書いた人】
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旧姓松本。婚活中にうつ病になってしまった元丸の内サラリーマン。かつては、お見合い、結婚相談所、婚活サイトあらゆる婚活経験しいずれも失敗。その経験を「反面教師」にしていただくべく、複数のサイトで「下から目線の婚活コラム」を執筆。研究の甲斐あり、2017年に見事に結婚。

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